インデックスファンドの概要をわかりやすく説明したサイトです。
ここ数年の、商品相場高騰の背景には、需要増加だけでなく、アメリカのサブプライムローン問題で、ヘッジファンドなどの資金が証券市場から商品市場へのシフトがあります。
さらに、原油価格上昇で産油国の資金が商品先物市場に流れ込み、商品相場高騰の一因となっています。
商品指数連動型ファンドは、主に商品指数に連動する仕組債で運用する投資信託です。
コモディティとは、商品取引市場において売買される、トウモロコシや小麦など農産物、石油・石炭・金・銀など鉱物資源、繊維・ゴムなどの原材料などを指します。
国内の投信で採用している代表的な国際商品指数は下記の4種類です。
・DJ-AIG商品指数
・S&P GSCI商品指数
・ロジャーズ国際商品指数
・DBL商品指数
これらの指数には、原油などエネルギー関連、貴金属、穀物などが組み入れられており、中でもS&P GSCI商品指数とDBL商品指数はエネルギー関連の比率が高く、原油(WTI)相場に左右されやすいという特徴があります。
商品先物連動型ファンドのインデックスファンドには下記のような商品があります。
・岡三アセットマネジメントのコモディティ・インデックスオープン
ダウ・ジョーンズAIGコモディティ・インデックスの円換算後の騰落率に価格連動するユーロ円債に投資。
・大和証券投資信託委託のダイワ・コモディティ・インデックス・ファンド(ジム・ロジャーズ世界探検記)
世界のコモディティ価格の中長期的な上昇の享受を目標に公社債等に投資しながら、商品先物取引による運用を行います。
ロジャーズ国際商品指数の連動を目指す、インデックスファンドです。
商品指数連動型ファンドが投資対象とする仕組債は複雑で分かりにくいものがありますので、投資する際は内容を事前に確認することが大切です。
スタンダード&プアーズは、世界の金融市場における独自の金融情報、リスク分析、格付情報を提供している組織です。
スタンダード&プアーズの提供する日本市場の指数には下記のものがあり、インデックスファンドのベンチマークにも利用されています。
・S&P Japan 500
S&P/TOPIX150・S&P Japan MidCap 100・S&P Japan SmallCap 250の3つのサブ・インデックスを統合した指数。
東証一・二部、及びジャスダック市場上場銘柄の中から、市場代表性・流動性等の観点より選ばれた500銘柄を対象とする指数です。
・S&P/TOPIX 150
東証との共同指数です。
日本の各主要業種の中の、流動性の高い150銘柄で構成される指数。
東証・スタンダード&プアーズの代表者により構成される指数委員会が、構成銘柄の選定を行います。
・S&P Japan SmallCap 250
日本の小型株を対象とした指数です。
・S&P Japan MidCap 100
日本の中型株を対象としています。
・S&P日本新興株100指数
この指数がベンチマークのインデックスファンドには、日興アセットマネジメントのETF、上場インデックスファンドS&P日本新興株100などがあります。
・S&P/TOPIX150シャリア指数
東証との共同指数です。
S&P/TOPIX150の採用銘柄から、イスラム法への適合性の観点より選ばれた銘柄で構成される指数です。
・S&P/IFCI指数
世界銀行の子会社、International Finance Corporation(IFC)の開発した新興国対象の指数。
・S&P GSCI商品指数
世界のコモディティ(商品取引)市場のベンチマークとして、よく利用されている指数です。
エマージングとは「新興」という意味です。
一般に、中国、インド、東欧、ロシア、中南米、東南アジア、など発展途上国がエマージング(新興成長国)市場とされています。
一般的なのは、BRICs、VISTA、NEXT11などがありますが、新たなエマージング市場として、MENA(Middle East and North Africa、中東・北アフリカ地域)が注目を浴びています。
MENAは、産油国で構成されるGCC(湾岸協力会議)6カ国(サウジアラビア、アラブ首長国連邦(バーレーン、UAE、クウェート、オマーン、カタール)を中心とする、中東・北アフリカ周辺国です。
BRICs - B=ブラジル、R=ロシア、I=インド、C= 中国
VISTA - V=ベトナム、I=インドネシア、S=サウス(南)アフリカ、T=トルコ、A=アルゼンチン
NEXT11 - ナイジェリア、エジプト、トルコ、バングラディッシュ、パキスタン、イラン、インドネシア、フィリピン、ベトナム、メキシコ、韓国
エマージング全体の株式の指標には、MSCI エマージング・マーケット・インデックスなどがあります。
エマージング全体のインデックス連動のインデックスファンドには、海外ETFのiシェアーズ MSCI エマージング・マーケッツ・インデックス・ファンドや、年金積立インデックスファンド海外新興国株式があります。
エマージング市場は、近年、非常に大きな成長を遂げているため、先進国で考えられないような高い運用成績を期待できますが、経済面や政治面ではまだ不安定なため、政権交代・急激なインフレ・通貨暴落などリスクに注意が必要です。
このように、インデックスファンドには、様々な市場の指標を目指す商品があるのです。
セレクトファンドは、業種別、テーマ別など複数のファンドから構成されるポートフォリオの中から、選択(セレクト)して運用する投資信託のことです。
投資家は、複数のポートフォリオの中から、今後値上がりしそうなポートフォリオの選択後、相場の動きに応じ、他のポートフォリオにスイッチング(乗り換え)できます。
スイッチイングの手数料が無料、もしくは安価でコストを抑えた効率的な投資ができる特徴があります。
スイッチイングとは、ファンドの乗り換えのことですが、通常、ファンドの乗り換えには、販売手数料や税金がかかることになります。
それらの費用を抑えるので、セレクトファンドではファンドの乗り換えが容易になります。
最低買付金額は10万円以上、1円単位が主流となっています。
セレクトファンドの中には、業種別インデックス・セレクト・ファンドのように、インデックスファンドで構成されているものがありま、業種別インデックス・セレクト・ファンドは、業種別インデックスファンドで構成されています。
野村アセットマネジメントには、業種別インデックス・セレクト・ファンド(A~Oコース)、業種別インデックス・セレクト・ファンド(マネープールファンド)があります。
業種別ファンド15本・マネープールファンドの合計16本のスイッチイング可能なファンドで構成されています。
マネープールファンドとは、スイッチイングのため、一時的に資金を待機させておくためのファンドです。
このように、セレクトファンドはインデックスファンドが取り入れられていても、安定的な運用や、積極的な運用が期待できるファンドと言えます。
金融商品にはリスクが生じます。
あらかじめ、どのようなリスクがあるかを知っておきましょう。
・価格変動リスク(市場リスク)
相場の変動によって損をする危険性のことです。
一般に、株式や株式投資信託など、値動きの激しい商品は価格変動リスクが高くなります。
債券なども、途中で売却した場合、売却時の金利情勢により価格が変動するので価格変動リスクがあると言えます。
・金利リスク
金利が変動によって、収益の機会を失うリスクです。
定期預金など金利が決まっている商品に投資後、金利が上昇すると、より高い金利での収益の機会を失ったことになります。
一般に残り期間の長い債券ほど金利の変動の影響を受けるので、金利リスクが高いことになります。
・為替リスク
外貨建ての商品は、為替相場の変動によって、円換算後の資産価値が減少する危険性があります。
円高になると購入時より元本や収益が減少し、円安になると為替差益が生じます。
・流動性リスク
公社債など投資した資産が、売却して換金できるかどうか、というリスクです。
市場であまり取り引きのない株式や債券などは、売買が成立しない、もしくは非常に不利な価格での売却になるなどの可能性があります。
・信用リスク(デフォルトリスク・債務不履行)
債券などの発行体が経営悪化や破綻により、利払いや元本の支払いが滞ったり、できなくなるリスクで、信用リスクを判断する目安に、格付けがあります。
・カントリーリスク
海外の資産への投資では、その国の政治・経済情勢によって資本・外国為替に関する規制などで影響を受け、投資が回収不能となり、価格変動によって損失を被る危険性があります。
・インフレリスク
インフレ(物価上昇)によって、物価上昇率よりも金融資産の利回りが下回ってしまうリスクです。
1年の間に貨幣価値が下がり、同じ金額で1年前なら買えたものが、現在では買えなくなってしまう、などがあります。
たとえば、同じ投資信託でも、株式投資信託と債券への投資信託では、株式投資信託のほうが値動きは大きく、値上がりの期待が大きな反面、値下がりのリスクも高くなります。
また、インデックスファンドなどの投資信託は、元本保証の金融商品と比較すると、値動きの大きさからリスクが高いと言えます。
このように、金融商品はリスクの度合いによって期待できるリターンが決まりますので、インデックスファンドをはじめ、商品を選択時には、どのようなリスクがあるかを理解しておかねばなりません。